どうも、おれんじ(OLANGE)です。
前記事はこちら↓
目次
投資信託で最低限これだけ覚えておけば初心者でも戦える10の用語
その3「純資産(純資産総額)」
「純資産(純資産総額)」とはズバリ、「そのファンドの資産の規模」のことです!
少し分かりやすく言い換えると、「純資産総額が大きいファンドは、規模が大きいファンド」ということです。
要は、「そのファンドが投資家からどのくらいのお金を集めて運用しているか」ということです。
「純資産総額」の定義
定義についてはあんまり細かい話をしても面白くないので、ざっくりとだけ言っておきます笑。
そもそも「純資産」とは、現金や株式・債券などの資産のことを言います。
その上で、投資信託で言う「純資産総額」とは、そのファンドの純資産を全て合わせた時価総額のことです。
ファンドの持つ純資産の時価総額ということなので、次の要素で増減します。
・ファンドへの現金の流入・流出
・ファンドが保有している資産の価値上昇・下落
1つ目の「ファンドへの現金の流入・流出」は、投資家がそのファンドを買えば現金が流入(純資産総額が増える)、投資家がそのファンドを売れば現金が流出する(純資産総額が減る)、ということです。
2つ目の「ファンドが保有している資産の価値上昇・下落」は、例えば株式に投資するファンドであれば、そのファンドが保有する株式の株価が上昇すれば純資産総額は増え、株価が下落すれば純資産総額は減ります。
「純資産総額」は大きければ大きいほど良い!
なんとなく想像は付くと思いますが、「純資産総額」は大きければ大きいほど良いです。
投資信託では基本的に、複数の投資対象に投資します。
複数の投資対象に、思った通りの投資をする為には、莫大な資金が必要になります。
つまり、より多くの資金がある方が、思った通りの運用をしやすいということです。
逆に言えば、資金が少ないと、思った通りの運用が出来ないということです。
投資信託で重要な数字の多くは「単純で判断しやすい」
今回の記事では、「純資産総額は大きければ大きいほど良い」と解説しています。
前回の記事では「信託報酬は低ければ低いほど良い」と解説しました。
この2つはどちらも、投資信託では最重要と言ってもいいくらい重要な数字ですが、どちらも単純に「大きいほど良い」「低いほど良い」といったように分かりやすいですよね。
つまり、非常に判断がしやすいんです。
この辺りも、「投資初心者には投資信託が良い」と言われている理由の一つだと思います。
逆に判断が難しい指標って?
逆に、判断が難しい指標はどのような物があるかと言うと、個別株を見るときに重要な「配当性向」といった指標があります。
「配当性向」とは一言で言えば「企業が出した利益のうち、どれくらいの割合を配当に回しているか」という指標です。
この「配当性向」は高ければ良いという訳でもなく、低ければ良いという訳でもなく、また、「この数値なら良い」という絶対的な数値がある訳でもない、なかなか奥が深い指標です。
本筋から外れるのでここでは深堀りはしませんが、こういった難しい指標もある一方で、投資信託における重要な指標は「判断がしやすい」のです。
「純資産総額」は概ね50億円以上は欲しい
少し話が逸れましたが、「純資産総額」は大きければ大きいほど良い、ってことが分かりました。
じゃあ次は「具体的にはどのくらいなら大きいって言えるの?」ってとこが気になりますよね。
これについては色々言われていて、「最低10億円以上だ」とか、「最低でも30億円以上だ」とか言われています。
そこで個人的には「じゃあ100億円以上あれば、まあ大丈夫っぽいよね」って思いますし、「まあ最低でも50億円はあれば、誰の言っている最低ラインより上だよね」って考えています。
それに実際に投資信託を選んでいくと、「買ってもいいと判断出来るまともな投資信託のほとんどが、純資産総額100億円以上」だと気付くことになります。
さいごに
今回の内容をまとめると、
「純資産総額」は大きければ大きいほど良くて、最低でも50億円以上、実際には買ってもいいと判断出来るまともな投資信託のほとんどが純資産総額100億円以上!!!
ってことです!
実際、僕が買っている投資信託もほとんどが「純資産総額100億円以上」の投資信託です。
「純資産総額」も「信託報酬」に負けず劣らず重要な指標なので、要チェックです!
つづく・・・