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【投資】投資信託で最低限これだけ覚えておけば初心者でも戦える10の用語【その7:NISA(及びつみたてNISA)】

どうも、おれんじ(OLANGE)です。

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目次

投資信託で最低限これだけ覚えておけば初心者でも戦える10の用語

その7「NISA(及びつみたてNISA)」

「NISA(及びつみたてNISA)」とはズバリ、「一定の期間、非課税で投資できる制度」のことです!

聞いたことはあるって人も多いかもしれませんが、「NISA」の読み方は「ニーサ」です。

「NISA、つみたてNISA」についての詳しい解説は山ほど転がっているので、ここではあくまで初心者向けに、ざっくりとした概要、イメージを解説できればと思います!

「NISA、つみたてNISA」に興味を持って調べてみたら、何やら難しいことが書いてあって「むしろよく分からん!!!要はどういうこと!?!?」って思った経験、ないでしょうか?

実際、僕がそうでした笑。

なので、ここでは細かいことはさておき、ざっくりとした概要と考え方といった面で解説します!

通常、NISA等を使わない場合は、投資で得た利益には税金がかかります

まずは、大前提です。

通常、株式投資や投資信託などで得た利益には税金がかかります。

株式や投資信託を売買したことで得られる利益、配当金や分配金などで得られる利益、種類は色々ですが「投資で利益を得たら、とにかく税金がかかる」ということです。

そして、その税率は20.315%です。

これを高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、「どんなに資産規模が大きくても20.315%」なので、資産が大きいほどお得な感じですね。

サラリーマンの給与にかかる税金なんかは累進課税なので、稼げば稼ぐほど税負担は大きくなるんですよね。

余談ですが、最近「第2のバブル」で沸いている「仮想通貨」ですが、仮想通貨取引で得られた利益は「雑所得」として扱われ、所得額によっては20%どころじゃない死ぬほど高い税金をかけられるので注意が必要です。

お国としては「仮想通貨取引なんか投資じゃねえ、あんなもんギャンブルだろ」というスタンス、ってことですね笑。

話がそれかけていますが、要は、「投資で儲かったら、基本的には税金がかかる」のが大前提です。

NISAなら非課税で運用できる

大前提が分かったところで、NISAの話です。

NISAは、先ほど説明した「投資で得た利益にかかる税金」を非課税に出来る制度のことなんです!

控えめに言って神!

ってところですかね笑。

「NISA」を略さずに言うと「少額投資非課税制度」と言います。

漢字が多くて、パッと聞くと分かりづらいですが、「少額投資に限っては、非課税で運用させてあげるよって制度」ということですね。

なお、NISAは「少額である」ということに加えて、非課税で運用できる「期間」が定められています。

では「少額とか、期間とか、具体的にどのくらいなの?」って話をします。

・「NISA」・・・年間最大120万円までの購入枠を与えられる。運用期間は5年間(5年間の延長も可)。

・「つみたてNISA」・・・年間最大40万円までの購入枠を与えられる。運用期間は20年間(延長は無し)。

ここから、よくあるNISAの解説では、「ギザギザのグラフみたいなもの」とか「ロールオーバー」とかいうカタカナとか、急に難しいことを言い始めます笑。

確かに、それらは間違いなく重要なことで、ゆくゆくは必ず理解するべき事柄です。

でも、ここでは敢えて省略して「初心者ならまずはここを覚えておきたいという、考え方」を話したいと思います。

(もっと詳しいことが知りたい人は、「ちゃんとした解説のサイト」とかを参照してください笑)

「NISAという商品」がある訳ではなくて、「NISA口座という、非課税で運用できる枠」がある、ということ

これが「NISAを知らない人」に知ってもらいたい、「考え方」というか「概念」というか、そういう部分です。

NISAのことをまだよく知らないっていう人だと、「NISAをする」とか「NISAを買う」とかって言い回しをしていたりするんですね。

「NISAをする」という言い回しの違和感

「NISAをする」という言い回しは100%間違いとも言い切れないけど、結構違和感のある言い回しなんです。

なぜかと言うと、NISAは「制度のことだから」なんです。

「制度をする」って言うと、変ですよね?

「制度を使って運用する」って言うと、しっくりきますよね?

そういうことなんです。

改めて言い直すと「NISAを使って運用する」となりますね。

「NISAを買う」という言い回しの違和感

これはさっきの「NISAをする」よりも強い違和感があります。

「NISAを買う」という言い回しは「NISAという金融商品」があり、それを買う、という誤解から生まれているものと思います。

先ほどの説明の通り、NISAとは制度のことです。

そして、NISAという制度を利用する為に「NISA口座」を開設し、「NISA口座で金融商品を買う」のです。

「金融商品」というとイメージが沸きにくいかもしれませんが、例えば「eMAXIS Slim 全世界株式」というような「実際の商品」のことです。

まとめるとこんな感じです。

「NISA口座という、非課税で運用できる枠」があり、その「枠」の中で投資信託などの「金融商品」を買う。

この考え方というか「概念」は、実際に「NISA口座で投資を始めた人」ならすぐに分かると思います。

しかし、「NISAに興味はあるけどまだよく分からない人」だと、なかなかイメージが難しいと思います。

なので、今回はこの「概念」について理解してもらうことが出来れば嬉しいです

その後の細かい話は、あとからゆっくり覚えていったのでも全然大丈夫です。

さいごに

今回はNISAというものの「概念」を理解して貰いたくて、そこにフォーカスして書いてみました。

改めて簡単にまとめると、

■投資で得た利益には約20%の税金がかかる。

■NISA(及びつみたてNISA)は、この税金を非課税にできる「制度」

■NISAを使う為には「NISA口座」を開設する。

■NISA口座という「枠」の中で投資信託などの金融商品を買い、非課税で運用する。

こんな感じですね。

今回は、「NISAについての解説なら、普通これは書くだろ」っていうことも省略して、とにかく「概念」の説明をしました

正直、ここでつまづいて「わけ分からん」ってなる人も多いと思います。

なので、細かいことはさておき、まずは「大きな考え方」をしっかり理解してから先に進むことが大事だと思います。

NISA(及びつみたてNISA)は、「これから投資を始めてみたい」と思っている人にとって、投資を始めるきっかけになる非常に優れた制度だと思います。

ぜひ、お得な制度を理解して使いこなして、有利に資産形成を進めましょう!

つづく・・・